chance
私『本当に母さんは整形なの?』


母『だから、さっきから言ってるじゃない!しつこいわねぇ〜』


しつこいわねぇ〜じゃねぇよ!

アタイは拾われた子供だと思って、かなりのショックを受けたじゃねぇか!

母『だから、大五郎さんにあなたを逢わせられなかったのよぉ〜逢わせたらバレちゃうでしょ!』

あぁ…それもそうだな!

って思えるか!


私『父さんは…アタイの存在知ってるの?』


母『あんた、アタイって!アハハハッ…今時アタイってアハハハッ…』


しまった……興奮しちまってアタイって言っちまったぜっ……


私『そんな事はどうでもいいから!父さんはアタ…シ…の存在知ってたの?』


母『今誤魔化したでしょ!アタイって言おうとしたわよね!』

笑うのを我慢しながら聞くんじゃねぇよ!


全然話が進まねぇ……

初めて母さんを嫌いになりそうだよ……

黙りこんだアタイに

母『知ってるに決まってるでしょ!知らなかったら貴女に遺産相続させる訳ないじゃない!』

母は真剣な眼差しで……

いや……チョビッと半笑いでそう言うと、お茶を煎れにキッチンへ向った



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