偽装☆ROMANCE [中編]


「いませんいません!好きな人も彼氏もいませんが、何か?」



もう、こうなったらヤケだ!
忘れようとしてんのに、絶対話したくないもん!



「なんで〜?綺良かわいいのに超もったいない!」



由良ちゃんが少しふて腐れて言う。



「何言ってんの。今さらお世辞いらないよ」



「いやガチだから!でも綺良鈍〜いからね」



遠い目をする由良ちゃん



「鈍くないもん!もういいよ!ほら、由良ちゃんの好きな人の話でしょ?」



軌道修正をはかった。
上手く由良ちゃんは乗ってきて



「そうそう!やっと聞いてくれるの〜♪?」



なんて言う始末。
話題変えたの、自分のくせにね!


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