偽装☆ROMANCE [中編]


―――――――――――…


「よし!メシ食ったし…またジェットコースター行こっか!」


「え…!?」


思わず顔がひきつった。

また乗るの〜っ!?
しかもご飯のあとだし、気持ち悪くなりそう!


「あははは!冗談だし!由良は意外にジェットコースターだめらしいからね?」


そう言って、からかうような目つきで見てくる。

完全にバカにされてるでしょ〜!

こんなんじゃ、オトすどころか、対象外になっちゃいそう!




どうすれば…




あ!




「暁名ちゃ〜ん♪アレ、行きたいな♪」


このままじゃなんかくやしいから、出来るだけかわいく言ってみた。


なのに…


「どれ?…あ、お化け屋敷!?」


全くそんなことに気付かず、お化け屋敷に興味津々の暁名さん。


う〜。手強い。


ってかそもそもオトすってなんだ?


私自慢じゃないけど、告白したことなんてないよ?





うわーん!難しいーっ(泣)




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