偽装☆ROMANCE [中編]
「暁名ちゃん?」
「ん?」
前を向きながら答える暁名さん。
「なんで…。なんで私が抱きつくと…ドキドキするの…?」
「―っはぁ///!?それ、本気で聞いてんの!?」
暁名さんはまた赤くなって答える。
「本気だし!」
由良ちゃんなら、聞かなくてもわかるのかな?
「…馬鹿由良。」
は?
「…今!馬鹿って言ったでしょ―っ!馬鹿暁名ちゃん!!」
結局、ちゃんと答えてもらえずに、お化け屋敷を出た。