偽装☆ROMANCE [中編]



━━━ばっ





「…もしもし?由良?っごめ…一回切る…」





何か叫んでる由良ちゃんの声が聞こえた。





「また迷子?」





そう言って、息を切らして立っていたのは…






























「あきなさん…?」



その姿を見た瞬間に、ますます溢れてくる涙。



でも…なんで…?
なんでここにいるの?



置いていったこと、怒ってるかな?








すっ と上げられた手に、殴られるのかと思って目をぎゅっとつぶる。


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