偽装☆ROMANCE [中編]
あの日は、きっと2月くらい。
今年一番の寒さ!ってやつで、夜から降った雪がいっぱい積もってた。
学校行きたくなかったけど、あの人が居たら良いな、って思って頑張って支度した。
駅に着いたらその日もあの人が居て。
一気に寒さなんて吹っ飛んじゃった。
しかも、珍しく1人だったの!
友達は…遅延とかだったのかな?
あ、きっとあの人はここの駅を乗り換えの駅として使ってるんだと思う。
じゃなかったら自転車で行けるわけだし
そして、いつものようにあの人を遠巻きに見ていた私は違和感に気付いてしまった。