偽装☆ROMANCE [中編]
「…だからね?今度は君と。
本当の『綺良』として、俺とまた、会ってほしいんだけど…」
そう言って、頭を下げる暁名さん。
本当に?
これって夢じゃないの?
だってこんな展開信じられない
でも…
わがまま言っていいなら…
「…暁名さん」
バッと顔を上げる。
「はい!!」
急に恥ずかしくなっちゃって。
暁名さんを見て言うことなんて出来そうになくて。
ぎゅっ…
「私も、大好き。また…会いたいですっ」
抱きついて、耳元で囁いた。