偽装☆ROMANCE [中編]
そしたら、暁名さんは何も言わずに抱きしめ返してくれて、それがまた私の涙を誘った。
「…あ、綺良。」
「…なんですか?」
「そのさ、敬語と呼び方…やめてくんない?」
「あ、つい…。うん、わかった。でも何て呼べばいいの?」
「別に好きなのでいいよ?」
「じゃあ暁名さんでも…!」
「それはだーめっ!」
「え〜!?えっと、なら…」
「早く呼んで〜っ?」
「あ…暁名…くん?」
「―――///」
そう呼んだら何故だか赤くなった暁名くんの顔は、すごくかわいくて、思わず笑ってしまった。
-END-
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