偽装☆ROMANCE [中編]
なんで家出るときに誰も声かけてくれね―んだよ―っ!!
なんて思っても手遅れ。
こんな日に限って友達は遅延で来てね―し。
まあでも、こんな状況で会っても馬鹿にされるだけだろうけどな。
でも!何もないよりましだ!
あいつらが居れば、マフラーを奪うことだって出来るからな☆
あ゙―。それにしても寒い。
なんでこの駅地下鉄じゃねえんだよっ!
…なんて今さらなことも考えてしまう。
あ、そういや…
「あの子」は来てっかな…?
いや、でも遅延だし。
人溢れかえってるし、見つかんないか。