偽装☆ROMANCE [中編]
『あ、あのっ!』
声をかけていた。
『…え?』
もちろん「あの人」は驚いてた。
ただ、近くで見ると、いつも見てるより背も高くて、綺麗な顔立ちで…
声をかけたのは私なのに、どうしようもなく恥ずかしくなってきてしまった。
『―///あのっ!寒いと思うんで、これ使ってくださいっ!』
そう言って、ふわふわの羊のケースに入ったホッカイロを渡す事が…
精一杯だった…。
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