5番目の★彼氏クン
絶対わかってなーい!!
「かっこよくなんてないんだから。
はっ…もしかして
恵美はああいう男がタイプ?」
「違う」
違うんかい―!!
「何なのよもう~~」
「でも眼鏡とったらあれはかなりのイケメンのはず♪」
そうだった。
恵美は面食いなんだ。
そして、恵美が売れると予想した若手俳優はだいたい有名なスターになってる。
だから今回も当たってる?
「ま、私には亮太しか見えないから」
「はいはい」
結局、その日の学校が終わるまで
五郎のことは忘れてしまってた。
所詮はその程度の気持ちだったわけで……
どうでもよかったわけで……