5番目の★彼氏クン
謝らなくたっていいんだけど。
「もしかして梨子さん…
僕の名前知らなかったんですか?」
「うん」
「そうだったんですか…」
あぁ~もう!!
「いちいち落ち込まないでくれる!?」
「すいません…」
「一つ言っておくけど、
私はあんたのこと本気じゃないから」
「え……」
「私には5人の彼氏がいるの。
あんたはその中の5番目」
「あ、ああ……
だから梨子さんはあんまり会ってくれなかったんですね」
そうゆうこと!
今理解したって遅いわよ!
っておい――…!!
「泣くのも禁止!!」
「あ゙い゙…」
…本当にわかってるのかしら。