こい花火。
「やっぱり? そういう顔じゃなかったしなぁ」



ほっとしたように男は呟く。




なんとなく黙ってると10秒間くらい目が合った。



いや、もっとかもしれない。




その目が私の全てを見透かしているような気がして、目がそらせなかった。


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