永久のMelody

(*)親友さえもの壁

‐‐‐‐‐‐‐‐海翔side‐‐

「…悪ぃ」

自分で話だしといて謝るのもなんだけど、龍を纏う怖ぇオーラに圧倒されちゃったよ。

マジ怖いって…ι



――でも、さ。

やっぱオレは違うと思うんだ。


『人との関わりなんか
良いことなんてねぇんだよ』


龍はそう言うけど。

間違ってんじゃねぇかなって。

確かに、関わろうとする気が無ければ、わざわざ関わりを持つことはないかもしんない。

それはそいつ自身のことだし。


だからって、龍は分かってない。

人は誰だって、知らないとこで何かしら関わりを持ってんだよ。

話したことのないやつだって、クラスが同じ。学年が同じ。学校が同じ。部活が同じ。

切れそうなくらい細い糸で、どこかしらで関わってんだよ。



…口に出して言えるほど偉くはないから、謝っておくけどさ。
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