感染屍神
「だけどさ、あれタイトルもゲームの中も、みんな英語で名前出るよね?」



紗梨奈は後ろでクレイジーハンターをプレイする三峰の背中越しにディスプレイを見つめた。


会話が行われている。


主人公と思われる男の画像と、言葉が浮かぶフレーム。



『Gantz:そんなことは絶対にない!』



会話だけならまだしも、コマンドを入力したり、ステータスを変更するときだって、名前だけが英語だ。
ちょっと変な感じがする。



「しかもこれ、日本のゲームだよね」



「…何か意図が有るってことか?」
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