甘い言葉に騙されて
◆チャイム連打男◆
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポ~~ン♪
連打してるバカがいる。
「うっさっ!!」
誰だよ、こんな朝早く…って10時だ。
ノロノロと起き上がって時計を床に投げた。
よかったぁ、今日休みで。休みじゃなかったら完ぺきに遅刻だった。
「は~い…どちらさんよぉ…」
「隣に引っ越してきました。滝口龍です」
「ああ、どーも」
丸メガネ…流行らないよ、そんなメガネ。流行に取り残されちゃってんじゃん。
しかも髪ボサボサ。
タオルみたいなのを渡されてあたしはお礼を言った。
「どーも、じゃあ…」
「あ、もうひとつ」
「え?」
見上げるとキスをされた。
…は?
ゆっくりと離れた滝口さんとやら。
そして何事もなかったかのように、頭を下げて帰った。
「なっ…」
ファーストキスぅぅ!!
「ふざけんなァァ!!」
ひとり、あたしは大声で叫んだ。
連打してるバカがいる。
「うっさっ!!」
誰だよ、こんな朝早く…って10時だ。
ノロノロと起き上がって時計を床に投げた。
よかったぁ、今日休みで。休みじゃなかったら完ぺきに遅刻だった。
「は~い…どちらさんよぉ…」
「隣に引っ越してきました。滝口龍です」
「ああ、どーも」
丸メガネ…流行らないよ、そんなメガネ。流行に取り残されちゃってんじゃん。
しかも髪ボサボサ。
タオルみたいなのを渡されてあたしはお礼を言った。
「どーも、じゃあ…」
「あ、もうひとつ」
「え?」
見上げるとキスをされた。
…は?
ゆっくりと離れた滝口さんとやら。
そして何事もなかったかのように、頭を下げて帰った。
「なっ…」
ファーストキスぅぅ!!
「ふざけんなァァ!!」
ひとり、あたしは大声で叫んだ。