だから…惚れてるんだってば!! 俺と先生の恋愛事情

文化祭

「ふあぁぁ。」


ねみぃ。


「来月に有る文化祭の出し物ですが、何にしますか?」


やる気ない司会者の言葉が、眠気を誘う。


「ねぇ、何かないの?」


一人だけ張り切る奴がいた。


そう……。


俺の彼女の直。


ヤクザみたいな世界に舞い降りた天使。

「何か、いい案ないのぉ?」


直、スカート短過ぎねぇか?


こんなムサイ奴らに、足見せてんじゃねえぞ!


てか、俺はすっかりキャラが変わった気がする。


硬派だった俺が、心配性になった。


そんな俺を知ってるのか知らないのか、天然を振り撒いて歩いてるから、彼氏としては、心配で仕方ない。


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