だから…惚れてるんだってば!! 俺と先生の恋愛事情
ドアの開く音がして、慌てて振り向くと、そこには産まれたまんまの姿の隆治がいた。


「やっぱ…泣いてた。」


ドアを閉めるなり、細いけど、しっかり筋肉の付いた男の腕に抱きしめられた。

「隆治…?」


「直が…泣いてる気がして。」


シャワーは、隆治も濡らしていく。


「何が有ったかは
よく分かんねぇけど、一人で泣くなよ…。」



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