だから…惚れてるんだってば!!
俺と先生の恋愛事情
「ん…。」
少しだけ開いた瞼。
そこに映ったのは、ガランとした部屋。
「直…?」
ムクリと体を起こすと、部屋は静まり返っていた。
脱いだ筈の服と鞄も無いし。
「直、何処?」
檻に入った熊の様に、ウロウロと部屋の中を探し回る。
ガチャッ
「ただいまぁ。」
「直!?」
振り向いた瞬間
「んもぅ~、そんな格好でウロウロしないでよぉ~。」
恥ずかしそうに、後ろを向いた。