だから…惚れてるんだってば!! 俺と先生の恋愛事情
「ヤダなぁ…。付き合える訳ないじゃない。
あなたは生徒で、私は教師よ?」


その言葉の後、大山君の表情が消えた。

「黙ってたら、分からない。」


ジリジリと私に擦り寄ってくる。


何を考えてるのか、全然読めない……。

怖いっ。


その後何を言ってるのか分からない。


『一人暮らしの男の部屋に来るなんて、無神経だ』
と言われたのは、分かった。


無神経だったの?


教師として、力になりたくて来たのに、大山君は男の子ではなく、男だと言った。


急に、知らない男の人に見えて怖くなった途端、涙が溢れてきた。



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