私の王子様-社長【完】
そしてご飯の用意ができたころに
陽もちょうどリビングに出てきた。
「お、おはよう」
「おはよう」
いつもと同じ。
どうやら本当に昨日のこと気にしてないみたい。
「朝ごはん食べられるよね?」
「あたりまえ。昨日のシチューもうまかった」
「そう?あ、ありがとう」
やっと素直に言えた。
ありがとうって言うのにどれだけ時間のかかったことか…
「今日は素直なんだな?」
「う、うるさい」
頭痛もするので声を押さえて否定する私。
結構やばいかもしれない…