私の王子様-社長【完】
「どうかしたのか?」
いつもより元気がなかったせいか陽が心配そうに私の顔をのぞく。
「な、なんでもない//」
そのせいで余計に体の体温があがった気がする。
私は陽に心配をかけないようにと頑張って元気な自分を演じた。
「ほら食べよ?」
「あ?あぁ…」
陽はどこかふに落ちない顔をしたけど
それ以上は聞かず、ご飯を食べ始めた。
「ごちそうさま」
陽は先にご飯を食べ終えると食器をキッチンに持っていき
再びテーブルの椅子に座った。
そしてなぜか無言のまま私をじっと見てくる。
その視線が気になってうまくご飯が食べられない。
いったいどうしたのだろう…?