私の王子様-社長【完】
それからの行動はすべて相沢任せ。
というかそうするしかなかった。
すべてが初めての経験だったし、何をしたらいいのかもわからなかったから…
「はぁ~」
自分の部屋に入りベットにダイビング。
本当に疲れる一日だった。
ふと家族の写真が視界に入る。
「お母さん…」
あの女…と言ってもこの人は私の唯一の家族。
どんなに縁をきったつもりでも私のお母さん…
気づくと私の目から涙があふれやがてこぼれおちていった。
なぜだかわからないけど急に悲しさがあふれてきて私を襲った。
「もう嫌だ…」
今までの我慢はなんだったんだろう…
いっそこのまま死んでしまいたいそう思った。