私の王子様-社長【完】
それにそんな場面をみて俺が怒らないはずがない。
俺はそんなに
優しくはないぞ?
むしろ許すやつは彼氏失格だ。
「真…俺に何か言うことはないか?」
俺はいつになく声を低くして聞いた。
ビクッと真の体が反応する。
そしてか細い声で
「ごめんなさい…」
そう言った。
もちろんそんなことで許せるわけでもなく。
俺は何も言わないまま再び真の腕を引っ張ると
駐車場まで連れて行き
無理やり車に押し込んだ。