私の王子様-社長【完】




「今日はとりあえず寝ろ…そうだ明日からマンションで暮らすから」


「は?」




今なんて言った?


明日からマンションで暮らす。


えっと…私この家にきて一日もたってないよね…


うんと、何が起きたわけ?


私は陽の言っていることが理解できずひとりで戦っていた。




「本当なら来週からマンションで暮らす予定だったけど、どうやらお前にはこの家は広すぎるみたいだし、毎晩泣かれても困るからな」


「うるさい」




言葉ではそう言っても少し喜んでいる自分がいた。


会って間もない人に心見透かされているというのに。




「それからお前には学校に通ってもらうから」




陽はいきなり話が飛ぶ人だと思う。


どっから学校の話が出てくるのだろう?




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