私の王子様-社長【完】
「もう何なのよ…」
その日から本当に私は陽と一緒に寝た。
でも意外に陽が手を出してくることはなかった。
まぁ女に不自由しているようには見えないし
こんなガキを襲うほど馬鹿じゃないか…
それに私は一緒に寝ることに不快を感じてはいなかった。
何かされるわけでもないし
久しぶりに感じる人の温もりも悪いものではなかったから…
別に陽だからとかそういうのじゃない。
「よし行くぞ」
そんなこんなで私が東陵学園に入学する日がきた。
陽は仕事があるらしいから送ってくれるだけ…
陽の仕事は何かって?
それがさ…
私も知らないの。
まぁ相当すごい仕事をしてるってことはわかる。