私の王子様-社長【完】
「負けを認めるな…?」
この問いに黙ってうなずくことしかできない私。
悔しいけど
自分の気持ちに嘘はつけません。
「素直でよろしい」
「別に…」
「まぁ負けたってことは何か罰ゲームしてもらわないとな」
そう言って不気味に笑う陽。
「はっ?!そんなの聞いてない」
「だって言ってないもん」
いやいや…
言ってないならやらなくていいじゃないですか。
むしろやっちゃいけないんでは?