私の王子様-社長【完】
記憶





目の前に小さい頃の私がいた。


家族で公園で遊んでいる。


お父さんとボールで遊んでいて


お母さんはそれをベンチに座って優しい顔で見守っていた。




「真行くぞ」


「うんっ」




ひょいっ




ボールは私の頭を通り越し道路に転がる。




「あぁっ」




幼い私はそれを走ってとりにいく。


道路に出たのと同時に聞こえるブレーキ音と




「「真!!」」




というお父さんたちの声…





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