私の王子様-社長【完】
二人
私は入学式が終わったからすぐにマンションへと帰宅した。
「ご飯でも食べよ…」
時刻は6時。
今から作ればちょうどいい時間だろう。
そう思って冷蔵庫を開けると…
「は?」
飲み物以外何も入っていないという有様。
「これだからおぼっちゃまは…」
そう言えば陽と会ってから毎日外食だったしあんなおぼっちゃまが自分で料理するわけないか…
それに越してきたばかりだし。
私はすぐに出かける準備をし陽から貰ったお金で買い物に行った。
一応陽の分も作った方がいいのかなと思い二人分の材料。
誰かのために作るなんて久しぶりだった。