私の王子様-社長【完】
「何怒ってんだよ。それより食べよ?」
そう言って陽はイスに座る。
ちなみに今日のメニューはハンバーグ。
ありきたりだけど一番手軽だし…
「おいしいな」
笑顔でそう言う陽に少しドキッとしてしまう。
私ったら何ドキドキしてるんだろ。
しかも少し顔が赤い気がする…
「当たり前でしょ!!」
陽にそれがバレないように私は少し顔を隠した。
「何、照れてんの?」
「はっ…照れてないし!!」
私はご飯を思いっきり口の中に突っ込んだ。
こんなことしたら余計に怪しいっていうのに…