私の王子様-社長【完】
私は考えに考えた結果。
とりあえず謝ることにした。
「ごめんなさい!!」
言われた本人は私の行動があまりにもいきなりすぎて少し驚いている様子。
「何に謝ってるんだ?」
そうだよね…
いきなり謝られてもって話だよね。
「その昨日のこととさっきの達也のこと…」
「あぁ…」
陽は再び不機嫌な顔をした。
「その…怒ってる?」
私がそう聞くと
「怒ってる」
あまりにも素直すぎる返事が聞こえた。