お嬢様のボーイ

本田には勿体ないくらい彼女は可愛く、丁寧だ。

「それで、でして、本田が今日のおわびに今度と言っていたので、よろしかったらメアド教えて頂いてもよろしいでしょうか?」

「あっ、そういえば私何も...はい、ちょっと待ってください」

彼女はそう言って、バックからペンとメモ帳を取り出した。

俺に一言お願いしますと頭を下げ、メアドが書かれた紙を、両手で俺に差し出した。

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