お嬢様のボーイ

「あるって、普通だったら可愛い子がアタックしてきて、ノーなんて言う男聞いたことねぇぞ」

「.......でも」

「もぅ、うじうじめんどくせーな」

手に持っていたメアドの紙を本田に突き出した。

「ほら、絶対連絡入れろよ!いいな!」

「でも..」

「でもじゃねぇ!それでもなんか駄目なら、駄目だって直接彼女に言えよ!じゃないと彼女に失礼だ!」

「.....」

本田は何も言わず紙を受け取った。

< 21 / 22 >

この作品をシェア

pagetop