お嬢様のボーイ
「あるって、普通だったら可愛い子がアタックしてきて、ノーなんて言う男聞いたことねぇぞ」
「.......でも」
「もぅ、うじうじめんどくせーな」
手に持っていたメアドの紙を本田に突き出した。
「ほら、絶対連絡入れろよ!いいな!」
「でも..」
「でもじゃねぇ!それでもなんか駄目なら、駄目だって直接彼女に言えよ!じゃないと彼女に失礼だ!」
「.....」
本田は何も言わず紙を受け取った。