1/2 〜危険なベターハーフ〜


ぼぅっとしていると。

何やらバタバタとした
慌ただしい足音が聞こえた。



ちぃか…



「紘ちゃん、携帯が…」

ピンクのイルミが光る
携帯の発信者は…





…美羽ちゃん…



慌てて通話ボタンを押す。

心配そうなか弱い声音が
俺の身体に響き渡り、
あっという間に
俺の心を鷲掴みにした。



「美羽ちゃん…」



俺は今どんな表情をしてる?



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