ヌカ床ヤンキーとセレブ姫と吸血鬼執事の甘々胸キュン課外授業
「ああっ、ハサウェイが!こんな悲劇があっていいものかしら」
男たちの戦いの跡に駆け寄ったミネバは、かつての執事であった、芝生にちらばる灰の上に泣き崩れた。
「哀しい男だったな。さらばだ、ハサウェイ」
アルスランはハサウェイの灰を覆い隠すように、ヌカを撒いた。
「お前もいつか、立派な漬物になれるよ」
「そうね・・・そうよね、アルスラン!私、あなたの子供を20人くらい産むわ!」
二人は手をつないで草原を走りさっていった。
誰もいなくなった草原で、緑の息吹は日の光を受け止めようと、覆いかぶさる灰やヌカを押しのけながら、あさましく手を伸ばすのだった。

         おわり

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