蕾
私は、涼を引っ張り家に入る。
今日1日、涼の顔を見ていない私は『涼切れ』になっていた。
どうやら、それは涼も同じみたいで、部屋に入った涼は、我慢しきれない様子で私を抱いた。
ここは…まだ玄関先だよ……?
でも、そんな涼が愛おしくて、
「…涼…私変われるように努力する。ずっと涼と居たいから…」
そう宣言しちゃった。
「俺も、梓さんの全てを受け入れたい…」
そう言って、2人は抱き合い求め合った。
「りょう…大好き…」
涼は私を軽々持ち上げて、ベッドに連れて行く。
涼の匂いに包まれて、私は天国に行った様に陶酔していった。
結局、私達は朝まで愛し合った。