蕾
なんだか、涼に丸め込まれたみたいで腑に落ちない感じ。
あいつ……やりよるな。。。
私は昨日から溜まっていた仕事を、さっさと片付けていった。
そのおかげで、午前中に遣るべき仕事が終わった。
私は軽く伸びをした。
それを目ざとく見つけた涼は、早速私にメールしてきた。
【梓さん、休憩取りましょう~】
私はチラッと涼をみると、軽く頷き喫煙所に向かった。
私が自動販売機でコーヒーを買ってると、後ろから肩を叩かれた。
振り返ると、笑顔の涼が立っていた。
『梓さ~~ん』
って耳元で甘える涼にヒヤヒヤする。
『ちょ!!誰か見てたらどうするのよ』
私が小声で叱ると、ほっぺたを膨らましながらいじけていた。
もう、可愛すぎだから!!!