蕾
涼は、私に近寄ってくると、
「梓さん、これからなにします?」
って聞いてきたの。
なんか、犬みたいで可愛いでしょ。
その時、面白いゲームを思い付いたから
「ゲームしようか」
って言ってみた。
「良いですよ。プレステ?DS?」
「ううん」
私はクッションを並べて、
「涼、ここから出ちゃダメだからね」
そう言って、私は涼をクッションの内側に入れた。
ハテナ顔の涼。
「なんですか?そのゲーム…」
と言い、出ようとしたの。
だから、
「涼?出たら別れる」
そう言った私を、まん丸な瞳で見ながら
「え~~~~~~~~~~~なにそれ」
って叫んでた。
「ちゃんと許可取れたら出て良いよ!」
「梓さん、ひどいよ~」
そう?優しい方だと思うけどな。
涼は眉毛をへの字にして抗議してる。
ああ、可愛い!!!
抱きしめたい位可愛い。