【そりゃあ、心配ですよ】


涼は従順だわ。

私は素直な涼の返事に、満足気にメールを打つ。


【可愛い、涼君】


私はからかい混じりでメールを送ると、涼はメールを開くや否や私の方をジロッと見てきた。



ん~~挑戦的な顔も可愛いわ♪



私はウットリしながら涼を見つめてしまいそうになる。



そんなこんなで、仕事をしていない様に見えるかもしれないが、そこは私も大人ですからね。



しっかり仕事をこなしてます。



今日の仕事も無事に終わり、時計は7時を指そうとしていた。


あぁ~~~~~


私は大きく伸びをするとパソコンの電源を落とした。


土曜日だからか少し仕事が多かったな……


大分、肩が辛い。


やっぱり年には勝てないのかしら……


なんて少し弱音を吐きそうになる。


しかし、今日はこの後もゆっくり出来ないらしいや。


私が鞄に書類を詰めている矢先に、バタバタと静が駆け寄ってきた。

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