結局、私がゲームに飽きて小一時間で終了。

涼はプイッとそっぽを向いて怒ってる。


「もう、梓さんわからない!!」


耳まで真っ赤にして怒る涼は、やっぱり可愛い。


「涼、怒っちゃったの?」

「当たり前だよ!!」


そんな横顔が愛おしい。
私は、涼に後ろから抱きついた。


「梓さん、その手にはのりません」


私は涼の言葉を無視して耳を噛む。


「んんっ」


耳が弱いんだよね。
私は涼に、触れるか触れないかのキスをし続けた。

さっきじらされた事も有り、簡単に落ちる涼。

掌の上で転がしてる感じが堪らない。


本気で愛している。


涼は私に激しく求めてきた。


ああ可愛い。



愛しの涼……



私達は、お互いを求め愛し合う。
そして、抱き合いながら私達は果てた。

気が付いたら、私達はそのまま寝てしまっていたのだ。

< 6 / 138 >

この作品をシェア

pagetop