蕾
少し熱めのシャワーを浴びながら、どんどん弱気な事を考えてしまう私。
Sって、強がり言ってるけど本当はすごく弱虫なんだ。。。
私は泣いたのが分からない様に、瞼をマッサージしながら顔を洗った。
結局、泣いた事はバレなかったものの、涼の姿を見ていると不安で押しつぶされそうになるよ。
でも、聞く勇気……今は無いかも。
恐い。
又、涼と別れる事が恐いんだ。
結局何も聞けないまま、涼は帰っていった。
私は、モヤモヤしたままの夜を過ごした。
こんな事なら、聞けばよかったのかな?
後悔と共に、朝を迎える事になった。