涼がトイレに行っている間、無防備に置いてある携帯電話。

きっと、ロックがはずれてるはず。



見たい。



でも、怖い。

きっと、知らなくて良い事も有ると思うんだ。


少しの葛藤の後、私は携帯に手を伸ばしていた。



ドキドキドキドキ




ただの勘違いかもしれない……




そう願っていたんだ。


今思うと、この時に止めておけば良かったんだね。




私の淡い期待は





見事に玉砕した。



< 87 / 138 >

この作品をシェア

pagetop