diary〜ありがとうの詩〜
日記を始めて3ヶ月くらいたった頃、ノートが無くなった。

僕は前見つけた真ん中にハートが書いてあるリングノートを君のベッドの机に置いた。

すると君はすごく驚いた顔をして枕の下から同じノートを取り出した。


「『それ、100均でしょ。』」


この日は特別に2人で一緒に日記を書いた。

嬉しくて、幸せで・・・
不安になるくらいだった。

3年の記念日にこんな奇跡が起こるなんて、このまま神様が君の病気も治してくれるんだと信じて疑わなかった。


「今日は付き合って3年の記念日!
なのにこうちゃんは何もくれませ〜ん
でも面白い奇跡が起きたよ。
あたしとこうちゃんが買ったノートが同じやつだったの!
さすがあたし達だね?(笑)
ノートはあたしのやつから使うことにしました。
こうちゃんは恥ずかしがって何も書きません!

こうちゃん大好きー!!」
『付き合ってすぐは振られることばかり考えてたけど、今はそんなこと考えられません。
愛してます。大好き。

のん&こう』
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