diary〜ありがとうの詩〜
交換日記を始めて1ヶ月くらいたった頃、僕はようやく君の異変に気がついた。

日記の内容が暗いというからしくない。

それに学校も休みがちになっていた。

でも交換日記は1日も欠かすことなく続いていた。

会えない日にはポストに入っていた。

僕はなるべく君に渡したくて家に行ってインターホンをならしたけど、いつも出てくるのはお母さんだった。


『いつもすみません・・・』

「いいえ。こちらこそごめんなさい。
是非あがってほしいんだけど、あの子が嫌がるのよ・・・」

『そうですか・・・』


なんとなく嫌な予感はしていた。




次の日、君は入院した。

病名はガン。
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