diary〜ありがとうの詩〜
2
交換日記を始めて1ヶ月くらいたった頃、僕はようやく君の異変に気がついた。
日記の内容が暗いというからしくない。
それに学校も休みがちになっていた。
でも交換日記は1日も欠かすことなく続いていた。
会えない日にはポストに入っていた。
僕はなるべく君に渡したくて家に行ってインターホンをならしたけど、いつも出てくるのはお母さんだった。
『いつもすみません・・・』
「いいえ。こちらこそごめんなさい。
是非あがってほしいんだけど、あの子が嫌がるのよ・・・」
『そうですか・・・』
なんとなく嫌な予感はしていた。
次の日、君は入院した。
病名はガン。
日記の内容が暗いというからしくない。
それに学校も休みがちになっていた。
でも交換日記は1日も欠かすことなく続いていた。
会えない日にはポストに入っていた。
僕はなるべく君に渡したくて家に行ってインターホンをならしたけど、いつも出てくるのはお母さんだった。
『いつもすみません・・・』
「いいえ。こちらこそごめんなさい。
是非あがってほしいんだけど、あの子が嫌がるのよ・・・」
『そうですか・・・』
なんとなく嫌な予感はしていた。
次の日、君は入院した。
病名はガン。