MADE IN BLUE -ソラ・ニ・ナリタイ-

昼休みという名の喫煙タイムを終わらせて俺たちは教室に向かっていた。


「今日、放課後ヒマ?」


二段先を下っていたリナが振り返って俺を見上げる。


「あぁ、なんで?」


「タスクが会いたがってたから。ヒマなら遊びに来ない?」


「りょーかい」


そう言うとリナは満足そうに微笑んで、また階段を下り始めた。


「そうそう」


また話し始めるが、今度は振り返らない。


「私にも来るのよ問い合わせ」


「なんの?」


「充への」


「へぇ、なんて答えてんの」


「いい男よ」


「それから?」


「だけど忘れないでね、私の物だから」


「リナが言うと独裁者みたいだな」


「光栄だわ」

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