↑恋人以上≧恋愛未満↓
「あとっ!!」
海の言葉を遮って言葉をつづける。
「わたし..海のお荷物にはなりたくないよ。」
「葵..俺は別にそんな風に思ってねぇよ!」
「うん。知ってる。わたしがね、わたしが嫌なの。海のお荷物になってるんじゃないかってそう考えちゃうから..だからお願い!わたしの為にも夢追いかけて?」
驚いた表情のままわたしを見つめる海。
「会えねぇ時はどーすんだよ?」
「そんなのっいつでも会いに行けばいいよ!!」
「寂しくなったらどーすんだよ?」
「得意な妄想全開するから大丈夫。」
「お前に触れたくなったらどーすんの?」
「...........。」
ずっと堪えてた涙が再びパタパタとこぼれ落ちた。
「バカっ!海の意地悪っ!!人がせっかく決心してあげてるのにぃっ!!!//」
わぁんわぁんとまるで子供に戻ってしまったように
涙が止められなかった。
そんなわたしを海は
痛いぐらいに抱きしめた。