↑恋人以上≧恋愛未満↓



「葵ちゃん。今日は家でごはん食べてったら?お母さんにはおばちゃんから言っとくから。」


マネージャーの朝比奈さんが帰ったあと、
わたしと海のちょっぴりへこんだ様子を見た海のおばちゃんが
気を使って声をかけてくれた。


「おばちゃんいつもありがとう。」


「いいのよ。家は女の子いないからいつでも大歓迎!おばちゃん、海星や小太郎みたいな男くさいのより葵ちゃんみたいなかわいらしい女の子がほしかったのよ。」


「おばちゃん//」


そういってケラケラと笑い出すおばちゃんに


「男くさい親父の子だからな。...俺らちょっと部屋行ってっから。」


呆れた口調の海に
おばちゃんはハイハイと軽く交わした。



「葵いくぞっ!」


そういって
腕を掴まれたわたしはリビングから2階にある海の部屋に連れ出された。



「あっ海。いーの?」

おばちゃんと海を交互に見ながらグイグイと階段を引っ張られる。


下の方からは


「海星っ!お隣りの大事な娘さんに手だすんじゃないわよーっ!」



とおばちゃんの声が聞こえた。


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