↑恋人以上≧恋愛未満↓



「海っ///」

わたしは思わず海を押しのけようとした。



「海星。思春期だからって葵を襲うなよ。」

小太郎ちゃんはクスクス笑う。


「バッバカヤロ!ちげーよ///」


小太郎ちゃんにはいつでも弱い海が真っ赤に照れる。



「小太郎ちゃん。わたしたち付き合ってるんだ。海はわたしの彼だよ。」



小太郎ちゃんは目を見開いて驚いてる様子。
そりゃ驚くよね、ただの幼なじみだったんだから(笑)


「!!!マジ?いやー驚いた!!あんな子供だったおまえらがなぁ。」

まるでお父さんのように喜ぶ小太郎ちゃん。


ふふっ。
なんか懐かしい。


「母さんがごはんできたってさ。俺先降りてるから、ちょっとしたら降りてこいよ。」


そういって小太郎ちゃんは
嵐のようにあわられて嵐のように去っていく。



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