↑恋人以上≧恋愛未満↓



「あっ!外、暗くなっちゃったね!はやく帰らなくちゃ。」


不自然にその場から離れようとした瞬間

グイッ....
「きゃっっ」

手首をひっぱられて
たっちゃんの方に向かされる。



「たっちゃ......?」

辺りは真っ暗で、
たっちゃんの真剣な眼差しが月の光に照らされた。

パーマのかかったくるんとした髪が月の光でより柔らかくみえる。



「あの..//」

わたしが目の前で動けずにいると
たっちゃんの顔が少しずつ近づく。



たっちゃんの手を振りほどこうと動いても
思った以上に力強く握られる。


「やっ..たっちゃん///」



そして



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