↑恋人以上≧恋愛未満↓
「葵チャン。ちょっといい?」
わたしはたっちゃんに呼ばれて廊下にでた。
教室のそとでは他のクラスの子たちが
仮装したり呼び込みしたり朝からお祭り騒ぎ。
今日は学園祭です。
「あのさ、あんま気にすんなよ?」
「え?」
「俺がいったこと。」
あ..あの日のこと。
わたしちゃんと答えなきゃ。
「たっちゃん。わたしね、たっちゃんにはいつも助けられててすごく心強くて。たっちゃんの気持ちもものすごくありがたくて嬉しい。...だけどね、わたし..」
「言うな。」
「たっちゃ..?」
全部を話しおえる前に
たっちゃんがわたしの唇の前に人差し指をおいて
続きは言えなくなった。
「海星が好きとか、気持ちに応えられないとか、そんな返事ならきかねぇ。俺は俺の勝手でお前を想ってんだから。応えてほしいなんて望んでねーよ。」
「.....///。」